こんにちは、ほりさかです。
シーバス釣りを1年以上やっている人なら知らない人はいないと思われる大手メーカーのAPIA -アピア-。
そのAPIAからフラグシップモデルのロッド、6代目Foojin’Zが熊本で触れるとの事だったので、我慢できずに行ってきました!
色々と触ってきたので、自分なりの感想を述べたいと思います。
最初に言っておきますのが、触るのに夢中で写真はほぼありません。すいません。
また、2025年の現時点でシーバス歴3年と浅瀬も浅瀬にいる人間のファーストインプレッションなので、開発者やテスターの意図しない事も感じている、述べている場合もあります。
素人の浅知恵、感覚で述べている点をご了承した上でお読みください。
※【追記】熊本初とタイトルで謳っていますが、調べたら2015年にAPIAさんの試投会が行われていたようです。勘違いさせて申し訳ありません。
APIA Foojin’Zとは
ロッド制作で知名度のある宇津木 善生さんが社長をしており、シーバス釣りの大御所である村岡昌憲さん、レッド中村さん、濱本国彦さんを始め、全国の有名プロアングラーが集うメーカーです。
そのプロ達が、自分のしたいことを究極にしやすくするために磨き上げたロッドがFoojin’Zです。
フラグシップモデルの名に恥じないくらいロッドのスペックも注ぎ込まれた技術も値段もぶっ飛んでいるハイエンドロッドです。
誰しもが一度は使ってみたいロッドの一つではないでしょうか。
試投会イベントとロッドのインプレッション
イベントに関する考え方や、場所はヤマガブランクスの時と同じでしたので省略させていただきます。
今回触らせていただいたのは、SUPER SEVEN S77MH、EVE-RUN S86ML、ANGEL SHOOTER S96M、BEAST BRAWL S93MH、HIGH ROLLER S103MLの5本です。
この時、後悔した事がありまして。
前回のヤマガブランクスの試投会と同様、とりあえず5g前後のマイクロベイトパターンでメイン使用するロッド、30gから50g以上のビックベイトや120mm以上のミノーを使用するロッド、スタンダードなロッドを中心に考えていた事です。
それではなく、自分のよく行くフィールドに合わせ、どういったルアーをメインで使用するか、どういった釣りをするのか念頭においた上で、体験するロッドを選んだ方がいいと思いました。
自分のしたい釣りが少しでも見えていたら、自分の立ち位置を客観的にみてロッドに落とし込む方が時間を有意義に使えると感じました。
SUPER SEVEN S77MH
7.7ftという短いロッドの長さですが、シーバスロッドとしてはかなり短い部類に入ります。
使ってみた感じ、かなり取り回しがよく、ボートや小場所などで主導権を握りたい釣りをするのにピッタリというのが第一印象です。
ティップもほどよく入ってくれるのですが、小さい魚だとロッドを曲げていなすのにコツがいりそうで、自分を含めた中級者や初心者の方は慣れるのに時間がかかりそうです。
ただ、ロッド自体の復元力は高くジャーキングなどが素人の自分でも楽にできたので誘う釣りに持ってこいなのではないでしょうか。
全体的にハリがかなり強く、短いので癖があり9ft台のロッドを使っていたら違和感をずっと感じていたのでキャスティング、ファイトはテクニックを要求するイメージでした。
EVE-RUN S86ML
第一印象は、マイクロベイトパターンにピッタリのピン打ちロッドでしょうか。
繊細で小さななルアーを扱うのにちょうど良く、障害物に囲まれているフィールドでも快適に扱えるポテンシャルを感じました。
小中規模河川までをランガンしながら、サイドキャストやアンダーキャストを多様する都市型河川などをホームとするなら選択肢に入るロッドです。
シーバス釣りで主戦力となる、10cmのルアーをよく使うなら右腕になってくれますが、反面80cm以上のランカーがヒットした時にはこちらが負ける可能性もあるので、しっかりと技術を磨く必要があると思います。
ANGEL SHOOTER S96M
ザ・王道の1本です。これが1本あればガチで特殊な場所以外どこでもやれます。
そんな印象を受けた、自称中級者の自分でも扱いやすいロッドでした。
飛距離の出るシンペンを投げましたが、キャストがそこまで上手くない自分でも100mほど飛ばせたので、上手い人だったらもっと出せたと思います。
また、キャストフィールが一番気持ちよかったです。
ロッド全体のハリ、持ち感などトータルで一番癖がないロッドなのでハイエンドモデルが欲しいという所有感を満たしつつ実践でも大いに活躍してくれる期待感が半端なかったです。
BEAST BRAWL S93MH

APIAロッドの中でも有名な内の1本でしょう。
友人が5th BEASTBRAWLを所有しているので触らせて貰うことが度々ありますが、6thは5thよりもしなやかになっている印象を得ました。
今回のイベントで40cmほどのシーバスを釣ってしまったのですが、その大きさでもティップは入りましたがベリーは全く動じず信頼感しかなかったです。
ここで注意したいのは、いくらしなやかになったとは言いましたがビーストはビーストという事です。
キャストでバッドを利用するのは並大抵の技術ではなく、初心者や中級者が憧れだけで手を出すと使い余して後悔しますので、自分の釣りのスタイルが決まり、それがビーストのようなロッドでしかできないのであれば購入を検証すべきでしょう。
HIGH ROLLER S103ML
APIAロッドの中でも有名なロッドの1本です。
MLと表記はありますが、感覚的にはMやM+のハリを感じます。今まで10ftのロッドを使ってこなかったので、具体的な事は言葉にできませんが、長いロッド特有の独特のキャストフィーリングを感じたので慣れるのに少し時間が掛かりそうです。
慣れたら小場所や障害物に囲まれた場所以外では頼もしさを感じる事は間違いありません。
飛距離なども申し分なく、重いルアーも軽いルアーも幅広く使いたい人におすすめできると思います。
しかし、シーバスロッドの主戦力となる長さは9ftなので、初心者や中級者がこちらに慣れると他のロッドを使う時には違和感を覚えると思います。
ルアーのラムタラバデル130SLPの使用感

APIAと言えば、ラムタラと言えるほど有名なルアーです。
2024年までは店頭にラムタラバデル105しか見なかったのですが、2025年10月に待望のリニューアルとしてラムタラ130FLとラムタラバデル130SLPがラインナップに追加されました。
いち早くラムタラバデル130SLPを使わせて貰ったんですが、清流域だとスローシンキング、汽水域や海水域はサスペンドでレンジを刻むミノーになります。
自分のホームだと、流れや干満差が激しいので「その瞬間」でかなり使いやすいのではないでしょうか。
前作のラムタラは持ってないので、なんとも言えませんが動きは非常に艶めかしくて釣れる気がとことん感じるミノーです。
自分はドリフトを好んで行い、デットスローを多用するのでメインで使いたいルアーの筆頭と思いました。
というのも、イベント当日に現物で釣ってしまいまして。かなりのお気に入りになってしまいました。
まとめ
触った物の中では、ANGEL SHOOTER S96M以外は初心者や中級者では使いこなすのは大変ですが、使いこなせたらこれしか使えない!と思わせるほどのポテンシャルを感じさせてくれるロッドという風に感じました。
自分自身まだどんな釣り方をしたいのかを模索中ですので買うのは控えますが、いずれは手にしたい逸品ですね。
APIAが好きな方やハイエンドモデルを使ってみたい方で悩まれている方もいると思いますが、失敗すると値段的にかなり痛いです。
どうしても欲しい!という方は、自分の釣りが定まっていない初心者、中級者であれば取り扱う事に違和感の少ないANGEL SHOOTER S96Mをお勧めします。
ですが、一番のお勧めは1度試投会に行って触ってみることです。触ってみなければ自分に合う合わないが分かりませんから。
この記事が皆さんの参考になりましたら幸いです。



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