光陰矢の如しを日々味わっています。ほりさかです。
さて、シーバス釣りをやっていると耳にする機会が増えてくるヤマガブランクスというロッドメーカー。
実は、熊本県玉名郡にある山鹿釣具がオリジナルブランドとしてルアーロッドを開発したのが発祥という事を、シーバス釣りを始めて2年目の2022年くらいに初めて知りました。
シーバスハンターXからロッドを新調するにあたりEarly for SEABASSの存在を知りぜひ使ってみたいと思っていたんですが、値段の高さからラテオMBを購入しました。
その後2023年88チェインが発売され、自分の釣りに合っているかもと思い購入させて頂き、今も現役で使用しているくらいに気に入っています。
基本的にロッドは、お店に置いている物以外はなかなか実物を触る機会がないのですが、今年2025年4月、やっと機会に恵まれました。
これはいかないと損する!と思いましたので早速行ってきましたので、ロッドの感想などを述べたいと思います。
事前のリサーチ
こういった試投会において、事前に使える・使いたい物をリストアップしておくのは大切です。
過去ダイワの試投会にも参加して、改めて今回の試投会で実感しました。
個人的に気になるのは1つ。New Ballistickのみです。
その中でも、710ML-MH・90ML-M・95MH・1010MHは自分がしたいと思う釣りにガッチリと合うのでフィーリングを確かめたいと思っています。
710ML-MHは小場所用に、90ML-Mはオールマイティ、95MHは春、秋から冬に掛けての対大型用、1010MHは磯平や緑川、筑後川といった磯場や超一級河川で活躍すると思っているのでその答え合わせをできれば最高です。
あとはできるならEARLY 68M for Boatも触る機会があれば触ります。
イベント当日

熊本県の氷川町にある若洲公園という所で開催されました。
天気は、曇りで西から風速3m程度の風と穏やかな気候でした。
これ以上日が出ると暑いし日焼けが怖く、これ以上風が吹くとルアーの飛距離に影響するので試投会にはぴったりの天候です。
特に風は色々と影響を受けますので、穏やかな気候に恵まれて本当に良かったです。
場所も車で行って分かりやすく、駐車スペースもかなり広かったので今後メーカーの試投会はここでやって欲しいくらいです。
唯一の弱点は、熊本市内から少し時間が掛かる事でしょうか。ただ、他県に行くよりかは気軽に行けるので全く問題はないです。
持っていった物及び必要と感じた物
こういったロッドの試投会に必需品なのが、フローティングベストやライフジャケットです。
万が一溺れたりして重大な事故が発生し、今後この場所が使えなくならないように各個人個人の配慮は必要です。
あとは自分が普段使っているルアーや、ハサミ、スナップといった小物類などがあれば問題ないでしょう。
ルアーは予めフックを外しておくと、周囲に迷惑を掛けることなく安全にキャストできますので、自分が使用する物は予めやっておくといいです。
ナス型の重りでもいいとは思いますが、実際のルアーは固定重心や移動重心など多彩な機能がありますので絶対に自分が使うメインのルアーを持っていった方がよいでしょう。
自身がどんな釣りをするのかにもよりますが、10~30g前後の鉄板を含めた各バイブレーション、10mm未満のミノーとシンペン、10mm程度のミノーとシンペン、130mm前後のミノーとシンペン、160mm前後のミノーとシンペンが主に使うシーバスルアーだと思うので、重さで選んでもいいですし長さで選んでもいいと思います。
今回、場所の使用時間が30分と言われましたので、ある程度ルアーを厳選した方がよいでしょう。
受付開始

今回は9時開場なのに、8時40分に着いたので準備をしつつ待機させていただきました。
スタッフの方の対応は、どの方も親切で初めての方でも安心して参加できると思います。この時に写真とブログでの使用も事前に許可を取りました。この場を借りてお礼申し上げます。スタッフの方ありがとうございました。
アンケートを記入しつつ待っていると、ヤマガブランクス・リップルフィッシャー専用の無料ロッドメンテナンスコーナーがあったので、88チェインを持ってくればと後悔…。
もっと告知を見ておけばよかったです。次回は自前のロッドを絶対に持っていきます。
アパレルコーナーやキッチンカーもこの規模のイベントにしては充実していますので、長時間楽しめると思いました。
ロッドのファーストインプレッション

今回は急用が入り時間がそこまで取れませんでしたので、New Ballistickの710ML-MH、95MH、1010MHの3本しか試投できなかったのでこちらをインプレッションします。
どのロッドもキャストフィーリングは上等。かなり使いやすかったです。
710ML-MH
もうこれすごいです。
熊本での使用で小規模河川や中規模河川をホームとする場合、これ1本でもいいと正直思ったくらい惚れた1本です。
自分の感触では、坪井川などの小規模河川や白川といった中規模河川を始め、緑川や球磨川でのウェーディング、果てはボートシーバスなどこれ1本で使える可能性がすぐに考えつきました。
ティップはMLと柔らかいのに高弾性という相反するバランスが丁寧にまとめられており、バッドがMHなので40g+5gのルアーもタックルバランスをきちんと出してやれば思い切りキャストできるという変態仕様。
上記のような性質を持っているので、ティップの収束が異様に早くなっているので9ft台のロッドに負けない飛距離を叩き出しますし、4月~5月頃のマイクロベイトパターンを意識した小さいルアーも気持ちよくキャストできます。
対応ルアーウェイトは驚きの2~40g。
なによりティップが柔らかいので、ジャーキングが楽にできます(これがでかい)!
グリップも短いのでウェーディングもしやすいという1本で3~4役もこなすロッドということが体験できました。
個人的に初心者がステップアップする際、どんな釣りをしたいかにもよりますが上記のような攻めの釣りを意識するなら本気でこれを勧めたいです。
95MH
王道中の王道バランスに仕上がっていました。
柔らかすぎず、硬すぎずで、小さい魚もきちんとティップが入ってくれてキャッチしてくれる反面バットは硬いので大型魚にも負けません。
汎用性の高いMHのロッドが欲しいならこれ一択と言い切っていいです。
キャストフィーリングも申し分ないし、何より軽いので長時間釣りをしてても疲労感をあまり感じないと思います。
強いていうのであれば、普通すぎるということが欠点といえば欠点になるのでしょうか。ただ、これも言い換えれば何でもバランスよくこなせるという強みとなりますので、結局は使う人によると思います。
9ft台のMHのロッドは何本か触った事がありますが、自分が触った中では1番汎用性が高いと思ったバランスの取れたロッドという印象です。
1010MH
10ftを超えたロッドは触った事がなかったので、まずは慣れる事が難しかったです。
ただ、慣れると、長さを活かしてめちゃくちゃ遠くまで気持ちよく飛ばせます。
ダイワの鉄板バイブである、リアルスティールTG30gが脅威の100m超えできるので、遠投向きのポイントやサーフ、磯場でのヒラスズキなどの釣りで仕事をしてくれる印象です。
ただ、その分重くなっていますしキャスト動作も大きくなってしまうので速度を意識した連続性が必要なキャストは不向きです。
その反面、1投1投タイミングを見計らって時合を大事にする釣りにはベストマッチ。
ある程度思いルアーを、100m以上飛ばせるティップの入り方やバットパワーは虜になります(なりました)。
ただ、熊本においては使い所としては天草や緑川や球磨川と言った大場所に絞られますので、そういった所がホームでないと要検討になるでしょう。
EARLY 68M for Boat
EARLY 68M for Boatを触れる機会がありましたので触ってきました。
会場が広かっただけに、完全なピン打ちはできなかったですが、ヤマガブランクスらしい硬さで収束性もありショートキャスト・ロングキャスト共にしやすかったです。
対応ルアー重量も、ボートで使う一般的な重さはすべてカバーしているので安心です。
多分サワラまでだったら行けると思うので、春サワラで使用してもいいと思います。
が、予算が許すのであればバリスティックの710を選んだ方が使用範囲が広くていいとは思いますが、長さが35cmほど差があるので小型ボートでの取り回しが気になるなら68の方を選んだ方がいいと思います。
何を選択するかによって変わると思うので、購入前に色々と調べる必要はあると思います。
まとめ
ロッドは魚を掛けてからのファイトをどうできるかが一番大事と思っていますのでなんとも言えませんが、キャスト時のフィーリングはどのロッドも最高の一言です。
どのレングスのロッドもキャストやファイトについてかなり考えられている設計されており、特性を活かしたキャストや釣りができればかなり信頼のおける相棒となってくれる事を予感させてくれました。
正直、初心者の方でも手が出せるなら最初から手を出した方がロッドの所有数を省けるのではないでしょうか(そんな事はないんですけどね)。
それが言えるくらい、高性能なロッドだという事が自分の感じたことでした。時間があればもっと色んなロッドを触りたかったです。
ヤマガブランクスさん。この度は貴重な機会を作って頂きありがとうございます。次回もぜひお願いします。
この記事が皆さんの参考になりましたら幸いです。
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